スタートアップやベンチャー企業がオフィス開設や移転をした時に、Amazonのウィッシュリストを公開してお祝いをしてもらうのは、慣例行事の一つです。
しかし、2020年前半は感染症対策により発令された緊急事態宣言の影響で、新オフィスへのアクションを延期・中止せざるをえない企業も少なくありませんでした。
緊急事態宣言が明けた2020年後半になるとアクションを再開し、オフィス開設や移転を企業が増えてきました。
開設の場合は、フレキシブルに対応できるオフィスを求める企業が多く、移転の場合はオフィスの見直しを図り、条件変更やオフィス縮小なども多かったです。
そのためか、これまでのウィッシュリストによく入っていた品目にも変化があった年となりました。
2020年版では第1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月から2020年12月の間に公開されたウィッシュリストを無作為に調査してみました。
・スタートアップ・ベンチャー企業であること
・オフィス開設かオフィス移転によるAmazonウィッシュリスト公開であること
1 人気商品ランキング
1位
PC用モニター(ディスプレイ)
2位
掃除機
冷蔵庫
出典元:https://amzn.asia/iKEdHG4 出典元:https://amzn.asia/0a3TMSi
3位
スピーカーフォン
オフィスチェア
お菓子
Monster(エナジードリンク)
PC用モニターが断トツの1位でした。
オフィスチェアは昨年は1位でしたが3位に後退し、昨年圏外だった掃除機と冷蔵庫が上位にランクインしました。
掃除機は常に人気のアイテム。昨年はお掃除ロボット「ルンバ」を希望した企業が多かったのですが、2020年版では家庭用掃除機が多かったです。
小さめのオフィスになったことや出社日数が減ったことにより、ルンバは必要ないと判断した方が多かったのでしょうか。
注目したいのは「スピーカーフォン」です。
出典元:https://amzn.asia/3oZhBtR
スピーカーフォンとは、内蔵されたスピーカーと集音マイクを通じ、複数人とハンズフリー通話が楽しめる製品。
Web会議が当たり前になった今、会議をスムーズに進める便利なアイテムとして導入する企業が増えているのでしょう。
ランク外でしたが、ウェブカメラや背景合成用の背景布も数点入っており、昨年には無かったものが多く入っていたのが2020年の特徴でもありました。
2 全体の割合(ジャンル別)
商品をジャンル別に集計してみました。(対象商品数220点)
2019年と比べると、飲食品・インテリア用品の数が減り、備品・文房具の割合が増えました。
これは縮小移転やリモートワークが増えたことにより、社内での飲食品の利用頻度が減り、インテリア用品は必要最低限のみ買う傾向にあったことが考えられます。
3 気になるものを調べてみた
集計していると「こんなものがあるんだ?!」という商品があります。
その中でも気になったものをご紹介します。
3-1 TIME TIMER(タイムタイマー)
出典元:https://amzn.asia/5YsVH3X
TIME TIMERとは残り時間があとどのくらいかが一目でわかる、時間管理に特化したタイマーのこと。
設定時間は自由に設定でき、赤く表示された残り時間が消えるとアラーム音でお知らせしてくれます。
秒針が無くカチカチ音がしないので、時間を決めて集中して作業したい方や時間管理をしたい方にオススメです!
3-2 消臭できるフェイクグリーン
出典元:https://amzn.asia/cz9S5bT 出典元:https://amzn.asia/gi2nDxw
室内に植物があるとおしゃれ度が上がり、社内の雰囲気も柔らかくなります。
でもオフィスに行かないと水やりができない、大きく成長したら剪定が必要…など、お手入れも必要です。
フェイクグリーンはフェイクなのでお手入れは不要ですし、消臭加工や空気清浄してくれるものもあるんです!
Web会議の背景に映るような場所にあると画面が華やかになり、印象アップにも繋がります。
最近は種類が豊富で、様々な樹木のタイプがあり、オフィスの広さや場所に合わせて選べます。
技術の進歩により、近付かないとフェイクだと分からないレベルなんだそう。
オフィス内に植物を置こうと考えている方は是非チェックしてみてください。
3-3 社内交流用
出典元:https://amzn.asia/3PxgUzi
事業を円滑に進めるには社内コミュニケーションも大事です。
懇親会や時にはゲームなどで息抜きをして盛り上がりたいですよね。
ウィッシュリストにはジェンガやボードゲームなどはよく入っているのですが、某企業のウィッシュリストに入っていたこちらの麻雀卓、お値段なんと777,777円!
贈られたらびっくりですが、こういったものを入れることで社風が分かり、ちょっとクスッとなるのもウィッシュリストの楽しみ方の一つです。
この麻雀卓がどうなったのか…気になります。
まとめ
2020年のウィッシュリストにはニューノーマルに対応した商品が数多く入っていましたが、何を贈られても嬉しいですし、届くと「がんばるぞ!」という力もみなぎってくるんです。
知り合いの方がウィッシュリストを公開していたら、是非贈ってお祝いしてあげましょう!