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ベンチャーとスタートアップの違い

ニュースなどで企業を紹介する際に、「ベンチャー企業」や「スタートアップ企業」という言葉を耳にすることが増えましたね。

どちらも「創業したての企業」に使用されるイメージが強く、同じような意味の言葉として使っている方も多いのでは。

でもベンチャー企業とスタートアップ企業について、なんとなく違いは分かるけれども明確な違いが答えられないなんてことはありませんか?

今回はベンチャー企業とスタートアップ企業との違いやそれぞれの特徴などについて紹介していきます。

1 ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い

ベンチャー企業とスタートアップ企業は混同されがちですが、実際は別物なんです。

2つのおおまかな違いは以下の通り。

ベンチャー企業 スタートアップ企業
定義 成長過程にある中小企業 新しいビジネスモデルを構築し、市場を開拓していくことを目的とした企業
企業設定 中長期的に課題解決に取り組む 短期間でのEXITを視野に
収益モデル 創業時点で収益モデルも確立した状態を整えています 収益モデルを確立しない場合も。ベンチャーキャピタルなどの支援を受けながら確立していく
イノベーションと社会貢献 イノベーションと社会貢献との関連性は薄い場合もある イノベーションと社会貢献を強く意識している
成長スピードと出口戦略 企業を長く持続させることが目標 急激な成長を目指し、EXIT(出口)を意識している

1-1 ベンチャー企業とは

ベンチャー企業とは「成長過程にある中小企業」という意味

創業時点で収益モデルを確立しているケースが多く、企業を中長期に渡って持続させることを目標にしています。

実はベンチャーとは日本人が作り上げた和製英語。それまで「中小企業」と呼ばれており、どこか暗い印象でした。

日本にベンチャーという言葉を根付かせたのは、経営学者である中村秀一郎氏と清成忠雄氏。

2人が所属していた日本ベンチャー学会と通産省の政策担当の方々により「ベンチャービジネス(企業として新規事業へ取り組むこと)」から派生してできた言葉なんだとか。

海外でのベンチャーは投資を行う「ベンチャー・キャピタル」を意味することもあるそうです。

1-2 スタートアップ企業とは

スタートアップ企業とはその言葉から「始まったばかりの会社」だと思われている方が多いのでは。

会社の設立年数や規模ではなく、定義は様々ですが「イベーション」に賭けている企業と言えるでしょう。

イノベーションとは新しい切り口や新しい活用方法、新しいマーケットの開拓などを意味します。

スタートアップには、イノベーションのきっかけとなるプロダクトがつきもので、「新しいビジネスモデルを構築し、市場を開拓していくこと」が目的の一つ。

またスタートアップは短期間でのゴールを設定し、新しいビジネスモデルを開発することで急激な成長を目指します。

EXITを想定しているケースが多いことも大きな特徴と言えるでしょう。

2 EXITについて

EXIT(イグジット)とはベンチャーやスタートアップ、企業再生などにおいて創業者やファンドが株式を売却することで、利益を手にすることを指します。

EXITは株式公開(IPO)や株式譲渡、経営陣による会社の買収(MBO:マネジメント・バイアウト)が主な方法です。

またスタートアップには創業からEXITまで、以下のように4段階のステージに分けられます。

  1. シード:企業立ち上げの準備期間
  2. アーリー:創業直後の段階
  3. ミドル:事業が軌道に乗り始め、本格的に進めていく時期
  4. レイター:ビジネスモデルや組織が確立し、経営全体が安定する時期

これらは投資ラウンドと呼ばれ、成長段階を表しているんです。ベンチャーキャピタルや投資家は、このステージに沿った投資の意思決定を行います。

3 IPOについて

IPOとはInitial Public Offeringの頭文字をとった言葉で、企業が新たに株式を公開することを意味します。

株式公開をすることで、投資家から資金を集めて事業拡大を目指すことが可能に。そのため、IPOはスタートアップ企業の経営者にとっての目標の一つとなることが多々あります。

IPOは株式を上場させる企業や起業家にとってもメリットがあり、内容は以下の通りです。

  • 多額の資金調達が可能
  • 企業の知名度と信用力の向上
  • 人材採用力の向上
  • 内部管理体制の整備
  • 株主とストックオプション保有者の利益確保

ですが株主に経営の実権を握られることでサービス展開の速度が鈍化してしまうことを恐れる経営者などは、上場廃止、もしくは上場をしないという決定をすることも。

必ずしもIPOがビジネスのゴールではなく、ビジネスを加速させるための手法の一つと捉えることが大切です。

4 エリア毎のスタートアップ企業の紹介

ベンチャー企業、スタートアップ企業から注目度の高い「渋谷」・「池袋」・「五反田」の3拠点を紹介します。

ベンチャー/スタートアップが最も集まる「渋谷」

最近の開発でエリアの再評価がされるであろう「池袋」

一時期に爆発的人気を誇った「五反田」

ここではエリア毎に弊社で仲介実績のある企業様も併せてご紹介していきます。

※当記事の情報は2020年2月時点のものです。

4-1 渋谷に拠点を置く注目企業

近年、再開発の影響もあり渋谷に拠点を置く企業が増えています。

情報発信地としても知られており有名なグローバル企業や注目のベンチャー・スタートアップ企業、老舗の大企業など種類は様々。

ここでは渋谷に拠点を置くスタートアップ企業を紹介していきます。

また渋谷エリアのさらに詳しい情報をご覧になりたい方はこちらも合わせてご覧ください。

渋谷エリア特性と代表ベンチャー、代表企業、VC、大学、ランドマークビルまとめ
渋谷は情報発信地として知られており、誰もが聞いた事のあるグローバル企業や注目のベンチャー・スタートアップ企業、老舗の大企業などが拠点に選ぶ程です。今回は渋谷駅のことから渋谷にある企業や大学、ランドマークビルなどを紹介していきます。

4-1-1 株式会社Payme

Payme(ペイミー)は2017年に始動。

事業内容は給与即日払いシステム「Payme」のサービスを提供しています。

Payme|福利厚生制度としての給与即日払いサービス
「いつでも、どこでも」スマホから現金で引き出せる給与即日払いサービス。Paymeなら導入コスト少なく、簡単に給与の即日払いを企業制度に導入することができます。人材の採用や定着に高い効果を発揮!

4-1-2 株式会社Voicy

Voicy(ボイシー )がスタートしたのは2016年。

事業内容はボイスメディア や 音声ソリューション 、 音声インフラの3つの事業を軸に運営しています。

Voicy - 今日を彩るボイスメディア
今日を彩るボイスメディア Voicy(ボイシー)。日々の情報を個性豊かな声で楽しむ放送局。活字メディアが読み手の表現でさらに魅力的な世界へ!

4-2 池袋に拠点を置く注目企業

以前は決して人気のあるエリアとは言いづらかったのですが、再開発も行われ今後注目のエリアの一つです。

豊島区では補助金や起業相談窓口の設置など起業する際にお得な支援制度を整えているんです。

豊島区の中でも池袋で活躍している企業を紹介していきます。

4-2-1 株式会社REJOB

REJOB(リジョブ)は2009年に設立されました。

事業内容は求人メディア事業やキャリアデザイン事業、CSV推進プロジェクトを手掛けています。

会社概要
株式会社リジョブの会社概要です。

4-2-2 ニキ株式会社

ニキはPapergames(ペーパーゲームズ)の日本支社として2016年にスタート。

Papergamesは2013年に創業したインタラクティブエンターテインメント分野に特化するインターネット企業です。

女性向けのスマートフォンゲームを手掛けています。

会社概要 | Papergames
Papergames is a rising Internet company in the interactive entertainment industry. The Company started from developing female-oriented mobile games, among which...

4-3 五反田に拠点を置く注目企業

五反田は夜の街のイメージが強いかもしれませんが、スタートアップ企業が拠点に置くビジネス街としても有名なエリアです。

ここ数年では「五反田バレー」と呼ばれるほど界隈では注目を集めていました。

それでは五反田で活躍する企業を紹介していきます。

4-3-1 株式会社cluster

cluster(クラスター)は2015年にスタートしました。

VR空間で人が集まることができるバーチャルイベントサービス「cluster」の企画開発から運営までを手掛けています。

会社概要 | cluster クラスター株式会社
クラスターの会社概要ページです。

4-3-2 株式会社Pathee

Pathee(パシー)は2012年に始動しました。

事業内容は小売店舗のデジタルマーケティング支援SaaSの『Patheeパートナー』を開発・運営を手掛けています。

https://corp.pathee.com/

まとめ

今回はベンチャー企業とスタートアップ企業の違いについて紹介しました。

ベンチャー企業とスタートアップ企業との違いは様々。創業からEXITまでイノベーショナルなビジネスを展開したり、IPOを目標値として設定するかどうかなど、見るべき観点は様々。

また情報発信地で知られている渋谷、再開発の進む池袋、注目を集めた五反田など、拠点選びも企業ブランディングや求人魅力の側面から大切。

どのベンチャーやスタートアップがどのような思いでどこを目指しているのか、サービスという面以外からも企業を眺めてみるのもおすすめですよ。

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