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withコロナの時代だからこそ意識したいオフィスの湿度管理や換気方法

withコロナの時代においてより人々の健康意識が高まってきています。

家での時間や身体の健康へ目を向けることも重要ですが、オフィス環境に目を向けることも大切です。

テレワークでオフィスで仕事をしなくなって久しい方も多いかもしれませんが、そうでない方にとっては1日の多くの時間を過ごすオフィス。

今回は冬だから気をつけたい乾燥、換気などについてのお話です。

1 加湿の重要性

夏場は気にならなくとも冬場は特に気になる乾燥。家だけでなくオフィスでの加湿にもしっかり目を向けましょう。

湿度管理は風邪やインフルエンザ対策などにも繋がります。

では湿度管理、乾燥対策にはどのような効果があるのでしょうか?

1-1 インフルエンザなどのウイルスを予防する

湿度管理の一番の効果はインフルエンザなどのウイルスの活動を低下させることと言っても過言ではありません。インフルエンザなどのウイルスは乾燥した空気を好むと言われています。

ウイルスは室内の湿度を50%以上に保てば減少するとも言われているんです。

さらに感染力が高いウイルスはオフィス内で流行ってしまう可能性もあるため、しっかり対策をしましょう。

1-2 呼吸器系の粘膜へのダメージや肌への影響を回避

オフィスの空気が乾燥すると呼吸器系の粘膜を傷め風邪を引きやすくなってしまいます。

また、肌が乾燥することで痒みの原因になってしまう可能性も…

このような身体の異変で生産性を大きく低下させる可能性があるため、加湿が求められます。

2 オフィスでの換気の重要性

湿度に気を配ることも重要ですが、空気の入れ替えも重要です。

かつwithコロナの時代において換気は非常に重要になってきます。

ここからはオフィスでの空気の入れ替えに関して詳しくみていきましょう。

2-1 換気設備が稼働しているかチェックしよう

オフィスビルの換気設備はテナント側が制御できる場合と管理会社側で制御されている場合があります。

オフィスに換気設備専用のリモコンスイッチがあるか、もしくはエアコンと連動されているかをチェックしましょう。

換気設備を使用するに当たって注意したいのが冷暖房の稼働が比較的少ない、春や秋のような季節。

もし換気機能がエアコンと連動型の換気設備の場合は、冷暖房をONにしない限り換気機能もOFFになってしまっているかも。換気設備は常時スイッチをONにしておきましょう。

2-2 2種類あるオフィスの換気システム

自然換気

自然換気は、風力や温度差といった自然の力を利用して空気を入れ替える方法。簡単に言えば窓を開けて換気する方法がこれですね。

最も手軽に行える方法ですが、季節や日によっては安定した換気の維持や管理ができないというデメリットも

機械換気

一方機械換気は、送風機(ファン)を使って給気・排気を強制的に行う方法。換気方式は自然換気との組み合わせにより、「第一種換気」「第二種換気」「第三種換気」の3タイプに分類することができます。

「第一種換気」は、給気・排気の両方を機械で行います。

空気の流れを機械的に制御するため、計画的な換気の維持・管理が可能。システマチックな管理が求められるオフィスビルなどの事務所、劇場、映画館など様々な建物でこの方式を採用しています。最近では、高気密・高断熱の住宅でも採用されていますね。

「第二種換気」は、給気を機械、排気を自然換気で行う方法。

強制的に空気を送り込むことで、室内を正圧の状態(室内の圧力が外より高い状態)にします。外から埃や汚染した空気が入らないので、無菌室や手術室、食品加工工場、精密機器工場など高い清浄度が求められる空間で主に採用されています。

「第三種換気」は、給気を自然、排気を機械で行います。

第二種換気とは逆に強制的に屋外へ空気を排出させることで、室内は負圧の状態(室内の圧力が外より低い状態)になります。室内の空気が流れ出ることを防げるので、トイレ、厨房など水蒸気や臭いが発生する場所で活用されます。

3 オフィスビルで定められている「空気環境基準」とは?

実は建物には健康上の安全を配慮し、空気中に含まれる成分の基準が設けられているんです。

建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)では、「空気環境の調整に関する基準」に従って屋内の空気環境を良好に保つことが義務付けられています。

ビルのオーナーは2ヶ月内に1回、空気環境測定を行わなければなりません。

浮遊粉じん・一酸化炭素・二酸化炭素・温度・湿度・気流(・ホルムアルデヒド)を測定し、基準値を満たしていない場合は罰則や行政措置の対象になります。

《 空気環境基準 》

浮遊粉じんの量 0.15 mg/m3以下
一酸化炭素の含有率 100万分の10以下(=10ppm以下)
※特例として外気がすでに10ppm以上ある場合には20ppm以下
二酸化炭素の含有率 100万分の1000以下(=1000ppm以下)
温度 1. 17℃以上28℃以下

居室における温度を外気の温度より低くする場合は、その差を著しくしないこと。
相対湿度 40%以上70%以下
気流 0.5 m/秒以下
ホルムアルデヒドの量 0.1 mg/m3以下(=0.08 ppm以下)
※ 建築物環境衛生管理基準は、「空気環境の調整、給水及び排水の管理、清掃、ねずみ、昆虫等の防除その他環境衛生上良好な状態を維持するのに必要な措置について定める」と規定されており、高い水準の快適な環境の実現を目的とした基準です。

4 コロナウィルスの感染予防にも効果的な換気方法

コロナウイルスの感染予防には換気対策も非常に重要な対策の一つです。

厚生労働省では、換気の悪い密閉空間は感染リスクが高いとし改善を呼びかけています。

4-1 窓を開けた換気方法

窓の開閉が可能なオフィスでは窓を開けて積極的な換気を行うことが大切です。対角線上の窓を開けることで風の通り道を作ることも効果的。近くの窓同士を開けただけだと空気の循環が悪く、空気に淀みができてしまいます。

窓が1カ所しかない場合は、ドアを開けて風の通り道を確保しましょう。

その際、扇風機の風を窓の内側から外へ向けて送ることで室内の空気を外に排出されて効率の良い換気をすることができます。

厚生労働省「3つの密を避けるための手引き」では、風の流れができるように、2方向の窓を1回数分間程度全開にすること、換気回数は毎時2回以上確保することを推奨しています。

4-2 窓が開かない場合の換気方法

ビルによっては窓の開閉ができないオフィスもあります。サーキュレーターを使って外からの空気を取り込みましょう。

その場合はドアを開け、扇風機をドアの内側から外に向けて設置します。その際、扇風機によって外から入ってきた空気がすぐに外へ排出されてしまうショートサーキットという現象を防ぐために、サーキュレーターを部屋の内側に向けて設置することがポイント。

これにより外の空気を室内に取り込むことができるので換気効率が良くなります。

4-3 2段階換気とは

外気を徐々に室内に取り込む「2段階換気」も効果的。人が滞在している部屋ではなく、使っていない隣の部屋などの窓を開けて少しずつ外気を取り込み、同時に滞在している部屋のドアを開けるなどして、滞留していた空気を室外に出すことも空気を入れ替える工夫として効果的です。

まとめ

今回はオフィスにおける湿度管理、換気方法についてご説明してきました。

コロナの時代だからこそより意識したいポイントです。

湿度管理、換気をしっかり行い快適なオフィス環境を意識してくださいね。

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