オフィスのインテリアグッズとして定番の一つとなっている「観葉植物」。
しかし場所を取ってしまったり、手入れの手間がかかったりと、オフィスグリーンを取り入れない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、初めて育てる方でも手軽に取り入れられる観葉植物についてご紹介していきます。
1 観葉植物を選ぶ際に必ず意識したいポイント
オフィスに観葉植物を置くに当たって、下記のような特徴を満たしているとオフィスでも育てやすいといえるでしょう。
- 空調に強い
- 日当たりを気にせずに育てられる
- 虫が湧かない
- 大きくなりすぎない(意外と植物って伸びるの早いんです!)
- 葉が落ちにくい
- 枯れない
- 水やりの手間が少ない
2 人気&オススメな観葉植物5選
2-1 ポトス
初心者おすすめNo1。
丈夫で管理がしやすいので、初心者向きの観葉植物として知られています。
さまざまな品種があり、その数はなんと50種類以上!耐陰性を兼ね備えているので、とても人気な植物として知られています。
2-2 サンスベリア
こちらも丈夫で枯れにくいため、頻繁な水やりを必要としません。
出張が多い方でも安心して育てられるでしょう。
また、空気清浄機効果が高いことや、スリムな形状なので余計なスペースを取らない点も嬉しいポイントですが、寒さには弱いので、冬には外の影響を受けにくい場所に置きましょう。
日当たりを好む観葉植物ではありますが、耐陰性も兼ね備えているため、たまに日の当たる場所に置いてあげれば大丈夫です。風水では尖った葉っぱには邪気を追い払う効果があると言われているので、玄関先に飾るのにもおすすめです。
2-3 カポック(シェフレラ)
環境への適応力が高いので、初心者でも育てやすいでしょう。
耐陰性、耐熱性、耐乾性を兼ね備えていて、観葉植物ではトップクラスで丈夫だと言われています。
優しげな見た目をしており、班のバリエーションが豊富なのでオフィスに合ったものを選べます。
しかし、日光不足により葉が黄色になったり落ちたりするので置き場所には注意が必要です。
また適応力が強い分、成長するスピードはやや早いです。
葉にボリュームが出てきた際は剪定が必要になります。
2-4 パキラ
短いスピードで成長し、長持ちすることで人気の植物です。
大きくなる過ぎないよう注意が必要ですが、基本的には日光を好みますが、寒さに強く、5℃まで耐えることができるので冬場でも現先や窓の近くなどに置くことができます。
日々表情が変わり、毎日成長を楽しめる点も魅力です。可愛らしい葉がインテリアにぴったりでしょう。
2-5 カジュマル
南の植物らしいボディが特徴のガジュマル。
寒さには弱いので、日がよく当たる室内で育てましょう。ですが、直射日光にさらされると葉焼けしてしまうので要注意です。
小さくても存在感があるため、どのような環境でも楽しめます。成長スピードが早く、丈夫なことでも有名です。
3 メンテナンスもしっかり!4つの作業を意識しよう
植物を扱うとなると、やはりお手入れは欠かせないもの。
観葉植物といえど完全に放っておいては枯れてしまいます。しかし心配はいりません。
観葉植物はポイントを抑えるだけで簡単に育てることが出来るんです。ここでは観葉植物がイキイキと元気に育つポイントを4つお伝えしていきます。
3-1 水やり
ここでのポイントは、「土が乾いたら与えるが、受け皿に水をためない」ことです。
定期的に行う水やりでも頻度が少なく手間がかからない植物を選ぶようにしましょう。乾燥に強いだけでなく、根腐れにも強い植物は水やりが少なくてすみます。
3-2 風通し
風通しのよい部屋で育成していくことで、観葉植物は元気に育つことができます。
万が一、締め切った部屋で空気の流れが滞留するような場合では、病害虫になるおそれもあるので要注意です。
この条件は意外に忘れがちで、「明るさ」、「水やり」、「温度条件」を満たしていながら、植物が弱っていく原因の一つになるので気を付けましょう。
といっても、こまめに換気をして空気の入れ替えをするようにすれば大丈夫です。
3-3 植物にあった日当たりを
観葉植物は適した日当たり条件を満たした場所に置くことですくすく育ちます。
例えばカボックは直射日光を好む植物で、サンスベリア・パキラ・カジュマル等は比較的明るい日陰(直射日光を遮った場所)を好むのに対し、ポトスは暗い日光でも育つとされています。
ただし、日光が当たらず、白熱球だけの部屋は観葉植物にとって、厳しい場所です。
特に耐陰性に優れてはいますが、それでも長期間の育成は困難ですので、週に3~4日ほど明るい日陰へ移動してあげてください。
一回につき5時間以上、日光浴をさせることを心掛けてくださいね。
このように植物毎に日当たりの調整を行っていくことが重要となります。
3-4 温度管理
観葉植物は一般的に15°を下回ると育ちにくくなると言われています。
特に冬場の乾燥気候に耐えられない植物も多いんです。
なので、寒くなってきたら室温の高い場所へ移行する、などといったちょっとしたケアが重要に。
とはいえ、寒さに耐えられる植物も存在します。カボックは0°まで耐えられる、寒さに強い観葉植物として知られています。逆にサンスベリアは特に寒さに弱い植物として知られているので要注意です。
4 観葉植物失敗談
筆者のオフィスにも観葉植物はありますが、しっかりお手入れしたせいかすくすくと成長してくれました。
しかし物によっては大変困った事もありました。
4-1 夏の到来と共にコバエが大量に湧く
ある初夏の頃、オフィスにコバエが発生し始めました。
オフィス内にはキッチンなどの水回りはなく、退治しても退治しても減らないので原因を探したところ、ある観葉植物の鉢に大量に群がっていたのです。
どうやら購入した際にすでに土の中に卵が産み付けられていた模様。早速置き型用のコバエホイホイを設置したところ全くホイホイされません。……なぜ??
調べたところ土の中に卵を産むハエはキッチンに集るハエとは違うらしくコバエホイホイでは退治できないのだそう。早速園芸用の薬剤を購入し退治しました。
4-2 成長しすぎて剪定が追い付かない
オフィスに置いてある観葉植物の殆どが5月〜7月に成長期を迎えます。
「あれ?昨日より大きくなった?」「昨日まで無かった新芽が出ている!」など成長を感じる反面、いろんなところから新しい葉っぱや根っこが見えて見た目が悪くなってきました。
上の画像はモンステラという植物です。日光不足に強く水切れと多湿にも強い強健な観葉植物でリビングや玄関などに人気です。
長く伸びている茶色いものは気根(きこん)というものでモンステラの特徴の1つ。この気根を他の木に巻き付けながら成長していく植物なんだそうですが、巻き付く物がなく床に伸びっぱなしになってしまいました。
気根が長いということは立派に成長している証拠らしいのですが、見た目があまり良くないので切る事にしました。
5 ~番外編~ 新しい!観葉植物のレンタルとは?
スタートアップの中には手入れする時間を削りたい!との声も。
そんな方には、レンタルの観葉植物をオススメ!
業者に委託すれば、
- 植物の管理
- 植物の処分・廃棄
を全て会社に委託することができます。
難しい時にはぜひレンタル観葉植物を活用してみましょう。
まとめ
オフィスは会社としての顔であり、社員にとっては長時間過ごす場所なので居心地の良い環境で働きたいと思っている方も多いはず。
観葉植物は、置くだけでオフィスのインテリアとしてアクセントとなり、日々の安らぎを与えてくれる存在です。
一見育てるのは難しそうに思われますが、ご紹介したように最初は定番のものを選ぶことで初心者の方でも楽しめるはず!
ぜひこの機会に挑戦してみてくださいね。