今回は、モバイルアプリケーション開発で大企業に匹敵する技術と実績をもつ、Goldrush Computing株式会社のこだわりのオフィスにお邪魔しました!
起業のきっかけやこだわりオフィスのポイントなどもお伺いしていきます!
Goldrush Computingとは?
SonyEricssonで携帯電話の開発をしていた水鳥敬満さんによって2009年に創業された会社。
iOS、Android向けのアプリケーション開発が得意で、過去には100万ダウンロードを記録したアプリや、アプリ多言語化ツール「InAppTranslation」を開発しています。
少人数の企業ですが、少数先鋭でどんどん新たな商品を打ち出している、とても勢いのあるベンチャー企業です。
コーポレートサイトはこちら↓
↑代表取締役の水鳥敬満さん
2019年には”これから行くで、そろそろ着くな”が分かる位置情報サービス 「ikude」をリリースしています。
家具の配送・引っ越し・子供の帰りのお迎えなどで待っているときにUBER EATSのようにドライバーの場所をWebのリンクで見ることができ、位置情報を簡単・安全に共有できる仕組みを提供するサービスです。
配達・配送・送迎・試乗・移動販売など何かを届けたり移動しながらビジネスを行っている方であれば誰でも手軽に利用できます。

起業のきっかけや会社のビジョン
Q.起業の経緯を教えて下さい。
A. 明確なビジョンはありませんでした笑
僕自身もともと携帯電話に興味があったため、SonyEricssonで携帯電話本体の設計を担当していました。
そんな時に、iPhoneが発売されて衝撃を受けました。
iPhoneアプリを作ってみたいと思ったのですが、当時の仕事が忙しくて勉強や作業をする時間を確保できなかったため、会社を辞めて独立したんです。そして、一からアプリ開発の勉強をしはじめました。
起業のビジョンがあって起業したわけではなく、起業しないことには何もできない状況だったのがきっかけです。
Q. 具体的に作ってみたいアプリはありましたか?
A. 具体的なビジョンがあって、起業する起業家が一般的だと思いますが、僕の場合は純粋にアプリをつくってみたかった。
なぜかというと、僕は前の世代の携帯(すなわちガラケー)のエンジニアだったため、アプリという存在そのものがどういう感じなのか想像ができなかったし、衝撃だった。
そもそもどうやって動いてるの?みたいな。(笑)
純粋な興味で作っていました。
Q. 今までの事業で、一番達成感のあったものは何ですか?
A. プロジェクトの大小に関わらず、それぞれに違った達成感・ミッションがあるので、一概どれがとは言い切れません。
売れたから達成感がそのまま来るという場合もあるし、「これ失敗じゃないかな」と思っていても、完成させられたものや、「この企画は受け入れられないんじゃないかな」と感じていも、それに反応するユーザーがいたり、僕が予期しなかった市場反応があるときはそれで達成感を得られます。
↑Goldrush Computingが、Androidディベロッパーとして参加した「ODOROKI」アプリ。
au/KDDIのCMで話題になった。
Q. 今激戦区のアプリ業界ですが、他社と比べてGoldrushの強みを教えてください。
A.Goldrushの強みは、引き出しがすごく多いことです。
依頼が来た時にお客様と一緒に考えて「こういう風に作った方が良いんじゃないか」とか、「こういう技術を使った方が良い」とか、数多ある技術的なオプションから、最適なものを提案しています。
一般的に何か作りたいなと思っている人が仕事を依頼すると、内訳をあまり明かされずに作られたり、それはうちでできませんよというYES/NO的な感じになることが多いのですが、弊社だとお客様と一緒に考えるところから始められるので、そこが一番強みというか。うちに来てもらうんだったら、そういうものをちゃんと提供したいと思っています。
Q. 今後の会社としてのビジョンを教えて下さい。
A.現在はアプリ開発がメインになっていますが、実は他にも色々なことをやっていて、Googleフォームや、Amazon Echoをボイスだけで操作できるアプリとか、ウェブアプリ開発や、小さなデバイスを使うものとか、まだ世に出てない研究開発の試作品を作ったりなど……
会社としては、半分くらいはアプリ開発とは違うものを作っているんです。それがもっと認知されたらいいなと。
企業が作りたいものをトータルで作れる技術がうちにはあるので、今後はその手助けをしていきたいと思っています。
オフィス移転について
↑窓が大きく、日光が差し込みやすいオフィス。
仕事が捗る!と評判の素敵なオフィスについてお聞きしていきます。
Q.このオフィスを選んだ理由を教えて下さい。
A. この部屋に入った瞬間に、この部屋にしようと直観的に思ったからです。
景色とか明るさとかの部屋の雰囲気を見て直観で決めました。ここに至るまでにたくさんの物件の内覧をしたので、それもあって直観的に決められたのだと思います。
↑カフェのような居心地の良い空間が魅力的。カウンタータイプの席はリラックスしてお仕事ができるそう。
Q. 内装でこだわったポイントはありますか?
内装はデザイナーの友人にコーディネートしてもらいました!
その友人が普段カフェの内装デザインもしているので、カフェっぽい雰囲気にしてくれました。
本当は座れる人数を増やそうとするとカウンターではなくデスクにしたりとか、打合せスペースを作りたかったらエリアを仕切って作ったりとか……っていうのも友人と議論したんですけど、あえてそうはせずに、ゆったりとしたオフィスになるようにしました。
↑イスなど家具の一つ一つがおしゃれで、こだわり抜かれていることが良くわかります。
植物がたくさん置いてあって、癒し効果抜群です!
Q. オフィスを構えようと考えた時、不安はありましたか?
A. 以前TECH LAB PAAK(会員制のITスタートアップ向けコミュニティ・スペース※2018年にクローズ)にいたときに、IPPOの社員さんがスタートアップの不動産事情を説明しに来ているイベントがあって、それを聞いて結構勉強になったので、いつか移転をするときはお願いしたいなと思っていました。
TECH LAB PAAKを出た後に友人の会社の一区画を間借りしていましたが、いずれ手狭になるかもなと感じてIPPOに相談しました。
初めてのオフィスという事もあったので期待や不安や希望がいろいろあって、たくさんの物件を見せてもらいました。本当にたくさん見ましたね……笑
場所と居心地が良いのか、知人がふらっと遊びに来てくれるとても良いオフィスです。
↑移転の担当をしたIPPOの山岸さんと。
まとめ
Goldrush Computingの最先端の開発・アイデアを生み出しているオフィスは、社員さんにとってとても居心地の良い、素敵なオフィスでした。
貴重なお話を聞かせていただき本当にありがとうございました!皆さんもオフィス移転の際に、ぜひ参考にしてみて下さい。