働き方の多様化が進み、コロナの影響もある中、近年「個室ブース(フォンブース)」を目にする機会が増えました。
Withコロナの時代においてオフィスレイアウトやオフィス運用の課題は大きく変化している中、注目を集めるのがフォンブース。
今回は街中でもオフィス内でも活用できるブースについてご紹介していきます。
1 個室ブースにはどんなメリットがあるの?
セキュリティ・プライバシーが確保された静かな個室空間で集中して作業できるということは、生産性を向上させてくれると考えられます。この点は大きなメリットと言えるでしょう。
また、騒音を遮り中の音は漏れにくい構造のブースが多いため、秘匿性の高い情報を取り扱いながらの業務やコミュニケーションが可能に。声や音を遮断する防音仕様の場合は周囲を気にすることなく電話やテレビ会議ができることもメリットの一つです。
コロナウィルスの飛沫感染予防にも効果的ですね。
2 オフィスでの導入や街での活用など様々なタイプが
オフィスに導入する際は買い切りタイプやサブスクタイプなど様々な商品やプランが用意されています。
オフィスに導入しないタイプであれば、街でのテレワークに使いたい場合のフォンブースも。
ここからは代表的なフォンブースを複数ご紹介していきます。
2-1 telecube

駅の構内、空港のロビー・ラウンジ、オフィス、喫茶店など飲食店、デパート・ショッピングセンター、銀行、図書館、美術館・博物館、イベント会場などに設置が進められているテレキューブ。
完全密閉型のフォンブースなので様々な使い方が可能です。
外回りの隙間時間にも、テレワークにも対応可能。完全個室なので社外秘の情報も扱うことも。
ビジネス以外であっても活用のシーンは様々。例えば子どものお迎えなどのちょっとした空き時間に利用することもできますね。
カフェより静かで快適なので、静かな場所で快適に休憩したり、携帯の充電などができるのも嬉しいポイント。
利用には簡単な登録が必要ですが、個人でも法人でも登録可能。様々なプランが用意されています。
2-2 CLASフォンブース(C-0206)

家具・家電のサブスクリプションサービスCLASを運営する株式会社クラスも2020年7月7日より簡易型フォンブースを提供しています。
⾳や視線の影響を受けにくく、集中ブースや個室タイプのフォンブースほど場所を取らない最小スペース設計。ミーティングルームの予約を取るほどではない時など、ちょっとしたWEBミーティングや電話に即座に対応できる簡易さが魅力です。
正⾯はホワイトボードになっており市販のマーカーでメモ書きが可能。滑り⽌め⽤の両⾯シール(※別売)を使えば、携帯を張り付け、パソコンをしながらリモートmtgも。
2-3 Kolo

関家具が提案するシンプルなフォンブース「Kolo」。上述のブランドとは異なる買い切りタイプです。
1人用の「Solo」と1〜4人用のDuoが用意されており、洗練されたデザインや様々なカラーバリエーションも魅力的。
オプションで椅子やソファー、テーブルなどを設置することもできます。
2-4 snowhut
四方を囲うセミクローズ型のブースであるスノーハット。
外界の音や視線を遮るのはもちろん、オプションの吸音パネルや天井ルーバーの設置も可能。スノーハットは高いデザイン性とモジュール型の設計により、オフィスや施設内のさまざまなレイアウトやデザインに対応し、より幅広い活用が可能なタイプのフォンブースです。
サイズ感やデザインの多様性、大きな外壁面をプレゼンボードや緑化に活用することも。また、クロス部はマグネットでの掲示にも対応します。
3 オフィスに導入する際に意識すべきこと
オフィスにフォンブースを導入しようとすると、まずポイントになるのが費用でしょう。
組織の生産性にどこまでフォンブースが寄与するのかわからない状態であれば、決して安くないフォンブースに投資をするのに前向きになれない可能性も考えられます。
また、オフィスのどの場所に設置するかなども検討する必要があります。
なのでまずはサブスクリプションサービスでフォンブースを導入し、その後どのようにオフィス戦略に紐づけていくかを考えることもおすすめです。
まとめ
今回はフォンブースについてご紹介してきました。
まだまだサービスの数自体は多くはないものの、今後のマーケット拡大も期待できます。
導入する際は自社の状態に合わせて検討してみてくださいね。